最近、モデルの杏さんがご家族でフランスに移住すると発表されてましたね。最近は海外移住を視野に入れている人が多いのではないでしょうか。
留学中の違和感
2015年に、トビタテ！留学JAPAN2期生としてフランスに一年留学しました。当時から日本産の製品を見かける機会がほぼなく、日本の影響力というのは自分のイメージとは違うものなんだなと実感しました。特に電気機器メーカーのLGが病院のモニターなど公共機関でも広く利用されているのを見て、日本の得意分野はもう世界では通用しないんだなと実感しました。
帰国してみると、この状況に焦るどころか日本すごい！のオンパレードで危機感が感じられない点にも先行きに不安を感じました。
友人との会話
豊かさは、その国の1番弱い立場の人を見ればわかると言います。
帰国後、交通系企業に勤務する友人が「日本は車椅子ユーザーのために駅員が補助をするのが偉い、優しい」と話していました。周囲の友人はそれに同意しているようでしたが、留学していたフランスの地方都市であってもバス、電車は車椅子用の自動スロープがあったので補助は不要だったことと比較すると、日本はかなり遅れていると感じました。
大体出かけるたびに駅員に声かけるのは車椅子の人にとっては不便なはずです。人間は皆歳をとると身体不自由になるのですから、これは国としての問題と感じました。
マイノリティをサポートする余裕もない点に将来の先行きの暗さを感じました。
技術なし、資源なし、人口なし
ニュースを見ていてよく感じることですが、問題の本質から目を逸らした報道が多すぎると感じます。特に人口減の問題は手付かずになってしまっています。技術も資源もない国に働きて手は集まりません。その上低賃金、円安。高齢社会に働き手も確保できないなら、誰が老人の面倒を見るのでしょうか？恐怖すぎます。
自己実現のために海外移住を考えていた時期もありましたが、日本の劣化が止まらず、ほぼ出稼ぎみたいな形になってしまっているなと今は感じています。
