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ブルーカラー層出身の地方文系院生が国家I種(国家総合職)試験を突破した話

留学前の就活について書きます。

私がこの記事を書こうと思ったのは、能力云々よりも「やるかやらないか」「場面場面でベストを尽くすか」がその後を大きく変えるということを伝えたいからです。

はじまりは突然に

2014年5月、国家総合職の一次試験に合格しました。

友人に誘われて受験したため、受験したことすら忘れていました。もし二次試験に合格すれば霞が関の官庁参りと聞き、眩暈がしたほどです。

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待ち受けていたのは

戸惑いつつも、せっかく合格したんだしと合格者向け説明会に足を運びました。そこでとある省庁の職員から「うちには女性の職員がたくさんいますよ」とパンフレットを渡されました。

女の私にとって職場に女性が多いことのメリットがわからずいましたが、2次試験会場でその謎が解けました。試験会場に来た合格者のうち女性がたったの1割しかいなかったのです(院卒者枠・九州ブロック・院卒者枠)。

男だらけの職場で圧倒的マイノリティとして働かなければならない霞が関はやはり居心地がいいものではないはずだ、とぎゅうぎゅう詰めのエレベーターの中で考えました。思えば、これがフェミニズムとの出会いだったのかもしれません。

一方で、説明会で知ったこれからの日本の歴史を作る仕事には魅力を感じずにいられませんでした。

気づいたこと

この試験を受ける以前に、政治とは縁がないものとして「お上は何をやっているんだか」と、想像力を働かせることなく口にしたことがないとは言いません。

県庁に入れればいいか〜くらいに考えていたのにいきなり「官僚」という選択肢を突きつけられた私の慌てようは、「エヴァに乗れ」といきなり言い放たれた碇シンジのテンパり具合と同じようなものでした。

実際に合格通知を手にしても「公務員試験ってあみだくじで決めるんだっけ…」と半信半疑。「わ、私がプリキュア!?」って感じでした。世代的にはセーラームーンですが。

逃げちゃダメだ、なんて考えはしませんでしたが、ひたすらに「自分には無理」と呪文のように唱えていたのは他でもない自分自身だと気付きました。

Girls just want to have fun

Cindy Lauper Girls just want to have fun

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応援歌を胸に、就活でもなんでも楽しんで、もらったチャンスは活かし切りたい!と吹っ切れました。

結局、国家総合職の2次試験は不合格。

捨てる神あれば拾う神あり、文部科学省のトビタテ!留学プログラムに採用され、一年間のフランス留学へとつながったのでした。

追記(2022.08.06)

この記事は留学中に書いたものですが、今思えば親の職業や地方出身という生まれ持った属性に囚われてたんだなーと思います。

今となっては国家公務員には頼まれてもならない(ブラックで非効率、海外で働くスキルも身につかないため)ですが、当時の自分にとっては理想的職業だったのでしょう。

当時の自分に、そんなものよりもっといい将来が待ってるぞ、と声をかけてやりたいです。

今の自分が一番お気に入りです。

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