2020年2月、Rails girls Tokyo14thに参加しました。
このイベントで得た経験と、Rails girls への魅力、そして感謝の思いをまとめます。
参加のきっかけ
IT業界歴3年ながらプログラミング未経験だった私は、エンジニアとの会話で、 いまいち自信を持ってサービスについて話すことができずにいました(いつも何となく語尾に「...?」がついているイメージ)。
これではいかん!と思い立ち、見つけたのがRails Girlsです。
Rails Girlsとは
Rails Girlsはより多くの女性がプログラミングに親しみ、アイデアを形にできる技術を身につける手助けをするコミュニティです。この活動は日本だけでなく、全世界で実施されています。
イベントは2日連続で行われ、コーチと一緒に、サービスを一つ作る、という経験ができます。
実施された回は違いますが、他の参加者の体験談はこちらが参考になります。
イベント参加後の活動
RailsGirlsは参加して終わり、ではありません。
Rails Girls more!というRails Girls参加者を対象とした勉強会が、月に一度開催されています(最近はオンライン)。内容としては各自やりたい作業や勉強をし、質問があればコーチに質問する、といったスタイルです。
一人で作業していると煮詰まりがちなので、これはありがたい…!
継続して参加していると、イベントで一緒になったコーチや参加者と再会できることもあるなど、嬉しい出来事もあります。
私がRails Girlsを推す理由
Rails Girlsの日本語ページには、コミュニティの規範を示したページがあります(以下抜粋)(下線は筆者による)。
わたしたちは、日本における RailsGirls イベントとコミュニティの安全と、生産的なコラボレーションのために 下記の規範を作成しました。
この文書は、RailsGirlsのイベントとコミュニティに貢献したいと思ういかなる人のために、 安全で、敬意を払った、生産的なコラボレーションの場を提供することを目的としています。
(中略)
- 参加者は、自分と対立する意見に対しても、攻撃することなく寛容に対応します。
- 参加者は、個人への攻撃や侮蔑となる言葉や行動をしてはいけません。
- 参加者は、他者に対する言葉や行動を解釈する時、常に善意を前提として受け取ります。
- 参加者は、性別、性的指向、身体障害、外見、体型、人種や宗教などに対する、ハラスメントと思われる振る舞いをしてはいけません。
上記に違反するようなハラスメント行為を RailsGirls のイベントオーガナイザーは、許しません。 発見した場合は、イベントからの退出などを求めます。
な、なんて心強い、安心できるコミュニティなんだ!!
エンジニア業界は、男性が圧倒的に多いです。
プログラミングの勉強の場は探せばいくらでもありますが、コミュニティの構成メンバーや雰囲気がわからず、何となく二の足を踏んでいました。
そういった状況の中、Rails Girlsのように立場表明してくれる団体があると、だいぶハードルが下がります。
参加者の一人として、Rails Grilsに心からの敬意と、感謝の意を伝えたいです。
またイベントが開催される際には、何らかの形で恩返しがしたいです。
SlackのRubyコミュニティにも同じ規範があるので、これはRuby界のルールなのでしょうか。何にせよ、Ruby推す、一生。
★追記
同じ考えを持つコミュニティとして、女性が安心して参加できる技術コミュニティ:Code Pplarisが発足したので、期待大です。
Polaris = ポラリス、北極星は、暗い夜空の中とくに輝いて見える、方角を知るには欠かせない星です。
実は、このポラリスはひとつの星ではなく、三重連星といって複数の星が寄り添って夜を照らしているのです。
先人たちが見つけたこれらの星々は、旅する人々の足元を照らし、方角を示し、大きな助けになることでしょう。
Code Polaris という名前には、エンジニアを目指して歩み始めた人たちへのエールを込めました。
ポラリスをはじめ、たくさんの星々があなたを助けます。そして、あなたもその星のひとつとなり、誰かの助けになることでしょう。
発起人の一人は、ちょまどさんなんですね、woman-type.jp