皆エンジニア目指しすぎ問題
コロナによる就職難で、リモートワークが可能なIT業界を目指している方が増えてきているのではないでしょうか。
よくエンジニアになりましょう!という広告を見かけますが、
IT業界はエンジニアだけで成り立っているわけではありません。
初心者でもキャリアを築きやすくて、競争率も高くない職種をご紹介します。
品質保証(QA)という選択肢
品質保証とは?平たくいうと、テストです。サービスにバグがないかチェックしたりします。
QAとは「Quality Assurance」の略で、品質を保証するのがおもな仕事となっています。商品が仕様どおりになっているか、クライアントの要求を満たしているか、正常に作動するのかなど、さまざまな角度から検証を行います。問題があればエンジニアに報告して、正しく修正されていれば完了、不十分であれば再度報告を行って、品質を高めていきます。
品質保証の重要性
サービスにバグがあると、企業の損失につながります。例えば航空会社の搭乗登録に不具合がある場合、修正に数時間かかるだけでも大きな損失になります。
こうした品質保証を持っていることは、リスク管理の観点からも重要です。
QAを経てエンジニアになるにしてもディレクターになるにしても、損しない経験です。
キャリアの築き方
IT業界で、新卒がよく任されるのがテストです。
テストを通してサービスの構造はもちろん、IT業界のイロハが学べます。QAからディレクター、プロジェクトマネージャーになる人もいます。サービスに一番詳しくなることもできるので、その後の応用も可能です。
エンジニアになりたいけどITの知識がない人にも、おすすめです。スキマ産業なせいか、こうした情報があまり広まっていない気がします。GoogleにもAmazonにも楽天にも、ITサービスを扱うなら必ずある職種です。
バイトの求人もあります。小さくキャリアをスタートさせるのもありかと思います。
倍率の高いエンジニアを目指すより、着実にITのスタート地点に立てるQAを目指してみませんか?
追記
IT業界5年目になりベンチャーも大企業も経験して思うのですが、エンジニア=高給取りというのは違うと思います。エンジニアをITドカタというように、スタートはまあ納得感あるかもですがいつまでもヒラだといつか壁にぶつかるでしょう。給与は会社の規模によると思います。私はQAとして転職して前職のマネージャーの給与超えました。
興味を持った方へ
QAを目指す上で、JSTQB Fandation Levelがあると役立ちます。
この資格があると、QAの基礎はマスターしたも同然です。